父が亡くなる３ヶ月前の…

今年4月に書いていた記事です

今改めて読み返し…

父との思い出を 

ふり返っています。

　　　　　　　2021.10.27

【2021.4.17】

先日、女の子とワンちゃんが

一緒に微笑んでいるイラストを

描かれていた方がいて。

その絵を見て… 何だか とても

優しく温かい気持ちになりました

絵やイラストを 自由に

思いのままに描くことができる…

素敵だなぁ  と思って。

色んな方が 絵をアップされてるのを

見るたびに …心が癒されます。

私自身が 絵が描けないから、余計に

憧れの気持ちがあるのかもしれません。

(画像は お借りしました｡*ﾟ

トンコさんありがとうございます)

実は、

父の趣味は「絵を描くこと」でした。

昔、父は よく話してくれました。

子供の頃から、勉強は苦手だったけど

絵だけは好きで よく描いてたんだ…と。

本当は 絵の勉強をもっとしたかったけど

家の事情もあり、できなかった…と。

60代になり…仕事を退職したあと、

父は 子供の頃から好きだった「絵」を 

また少しずつ描くようになりました。

画材や 絵を描くための

様々な道具を自分で揃え、

真剣に…そしてとても嬉しそうに

絵を描いていた父の姿を覚えています

描くものは様々。

静止画や風景画

果物や野菜、花や人物…

誰に見せるでもない、

父だけの自由な世界…。

一人黙々と 絵を描く父の姿を見て…

これまで仕事、仕事…だったから、

今、好きな事を思いっきりできて 

きっと嬉しいんだろうなぁ と思いました

父が描いてくれた絵は

いつのまにか かなりの数になりました

(父が描いたキャベツの絵)

懐かしいなぁ。お父さん…

一生懸命このキャベツを描いてた…

どんな気持ちで

いつも絵を描いていたのかな。

もっと話をすればよかった…

絵の事を聞けば良かった

聞きたかった…

時は過ぎ…

現在 80代になった父は、

病院(認知症の専門病棟)に入院しており 

もう、絵を描くことはありません。

父と母。

この写真は３年程前のものですが

この時は すでに認知症が かなり進み、

会話もほとんどできず、好きな絵を

描くこともできなくなっていました。

退職後に得た「絵を描く」時間は

父にとって  きっと  心が安らぐ、

楽しく幸せなものだったに違いない…

そう思うと、私は少しだけ…

心が救われるような気がします

父が描いた絵を見ると…

今でも とても感慨深いです

長くなってしまいました。

書いているうちに、ついつい

色んな事を思い出して…。

最後まで読んで下さり

ありがとうございました

　　　　　　　　　　　　2021.4.17