「老い」と向き合うこと

母は 80になった頃から

ガタッと体力が落ち…目に見えて

「老い」を感じるようになりました



昔はバリバリと働き、

家の中でも外でも

元気に歩いていた母が…



今では ゆっくりゆっくり…

階段は手すりをつかまらないと

降りれなくなり、座る·立ち上がる

…の動作も少しきつそうで

時間がかかるように…。



「もう歳やね〜」


と明るく笑う母ですが…

思い通りにならない体に対して

時には「あ〜、何で動かんとかね!」

と苛立ちを自分に向けてることも。




肝臓の疾患もあり… 母自身、

色々な葛藤の中で 自らの「老い」

向き合ってるような気がします





7月に父が亡くなり…

母は、これから先の事を

よく話すようになりました




母:「お母さんが死んだら

   お葬式は家族だけでいいけんね」


私:「お母さんは長生きしてね」


母:「うん。でも あんたたち(娘)には

   迷惑かけたくなかね〜」




笑いながら冗談ぽく、話す母ですが…

いつか必ず訪れるであろう「その時」を

母なりに考え…  今のうちに色々と

伝えようとしてくれてるのだと思い、

私は 何ともいえない気持ちになります




実際…

家のこと、お墓のこと…

片付けや お金のこと…



母なりに少しずつ…

「準備」しようとしている姿を見て

何だか寂しく複雑な気持ちになります




でも…

先のことを、お互いちゃんと

「話す」「話しておく」のは

とても大事な事…だとも思い、




この先起こりうる事を考え、受け止め…

母の気持ちや望み、私の想いや願い

…を時々 話したりしています。





父のときは、それができなかった…。

認知症が進み、最後の数年は

全く会話ができなかった…


父の気持ちや意思、願い、希望、夢…

何にも聞くことができなかった…

何にも伝えることができなかった…






母とは今、話せる…。




大袈裟かもしれないし

不謹慎かもしれないし

先の事を考えすぎかもしれないけど




でも…

普通に「会える」今、

普通に「話せる」今が…

とても かけがえのない

大切な時間に思えます。




この画像を見て…

何だか心に沁みました



人は  生まれ、老いていく…




今を…大切に。

一日一日を優しい気持ちで

過ごせたらいいなと思います





※画像は全てお借りしています。*゚

トンコさんありがとうございます

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