2冊の絵本*昔の記憶*

どなたかが

絵本の紹介をされてて。



わ〜

懐かしいな…と思い

私も 本棚の奥から

同じ絵本を取り出しました。




100万回生きたねこ




私がまだ高校生の時

家庭科の先生が授業の中で

この本を紹介して下さったのが

この物語との出会い…。




当時、子供ながらに

深い衝撃を受けて。



言葉に表せないような

不思議な感覚に陥ったのを

覚えています。




高校生だった私は

どうしてもこの絵本が欲しくて

お小遣いで すぐ購入したのでした




あれから30年ちかく…。



手放した本は多々ありますが

この絵本はずっと大切に

持っていました。






同じく…

ずっと大切にしている絵本。




これは私が2才の時に

父が、出張のお土産で

買ってきてくれたもの。



父は元々、誰かに物を贈ったり

プレゼントするような人ではなく

どちらかというと、子供達に対しても

人に対しても不器用なタイプで…



だけど唯一、

この絵本を、



当時、幼い私のために

買ってきてくれたのだと

母が話してくれました。




内容はとてもシンプル。

ねこの赤ちゃんがうまれて



たくさんの動物たちが

温かく見守ってくれる

というお話。





この絵本を

私は…何回読んだことだろう。

子供時代も大人になってからも。




もうずいぶん古くなり

表紙もボロボロだけど

これを見ると…昔の

優しい記憶が甦ります





若かりし頃の父が、

本屋さんで一生懸命 絵本を

選んでいる姿を想像すると

何だか微笑ましくて




今更ながら…



天国の父に

「お父さんありがとね〜」

と伝えたいです。



ちょっぴり切なくて温かい…

父との思い出です。

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